夏休み明けの子どもたちと  byヤン

八月の終わりごろ、夏休み明けの子どもたちは精神的に不安定、というようなこ
とが、テレビとか新聞とかで報道されていましたね。
夏休みが明けると、そんな声もぴたっとやみました。なんでかな?
ともあれ、幼稚園や学校が楽しいところであるようにと祈って、お話を届けてい
ます。
今週のおはなし会。
幼稚園 5歳児  20分 2クラス
「ヤギとライオン」 『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
「くらいくらい」 口伝え
小学 1年生 15分 1クラス
「大工と鬼六」 『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店  日常語で
「ギーギードア」 『おはなしはたのしい』たなかやすこ
「じいとばあ」 『山城和束の昔話』より村上再話
「ながいはなし」 口伝え
幼稚園 4歳児 20分 2クラス
「ホットケーキ」 『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
「くさかった」 『子どもと家庭のための奈良の民話3』
はい、このとおり。お腹かかえて笑い転げるお話ばかり。
先生「今日は何のお話やった?」
子ども「めちゃおもしろい話」
おもしろかったことしか覚えていないのです。
それでいいのです。
夏休みが終わった。でも、お話はおもしろかった。
1年生の先生が子どもたちに、「みんないっぱい笑ったねえ」とほめていました。
ステキな先生です。
  ヤン

4 thoughts on “夏休み明けの子どもたちと  byヤン

  1. 今日が2学期初めてのお話会(小学校)でした。
    このブログ見てますが、返事を書く時間ないんです(グスッ)
    返事はしてないけど、みてますよ~。

  2. ありがとうございます。
    みなさまの無言のはげましを、いつも感じてますよ~
    今日はやっと晴れました。
    でもまた自然のおそろしい顔を見せつけられました。
    忘れてはならない畏敬の念。
      ヤン

  3. ごめんなさい。
    「口伝え」って言葉、このサイトでは初めて使ったみたいです。
    説明します。って、簡単なのですが(笑)
    「口伝え=誰かから聞いたお話」
    文献からではなくて、私の耳に残っている話です。
    「聞き伝え」と名付けてもいいのですが、これが「口承」の芽のような気がして、「口伝え」と呼んでいます。学問的にはどうなのか知りませんが。
    「くらいくらい」は、お話を始めたころ、今は亡き、あるおはなし仲間から聞いた話です。彼女から受け継いだ遺産。私が語るたびに、彼女の魂は子どもたちの笑い声と笑顔の中に生き返ります。
    ほかの人のほかのバージョンでも聞いています。
    「ながいはなし」は、いろんな人のいろんなバージョンを、ナマや録音で聞きました。さまざまな昔話集にも「きりなし話」として収録されていますが、耳に残っているのを語っています。
    7月に更新した「たこやき」も口伝えのひとつです。
    どんな感じか聞いてみてください。
    書かれたものから覚えたのではないので、書いた文章にとらわれることなく語ります。
    あ、「言葉」を大切にしていないのではないのですよ。
    「書いた文章」ではなく、頭をフル回転させてその時の「いちばんいい言葉」で、子どもたちと切り結ぶように語ります。
    まあ、聴いてみてください。
    な~んや、って思うと思いますよ(笑)
      ヤン

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